令和3年度 医療系統合教育科目「チーム医療演習」を実施しました

10月26日、11月2、9、16日の日程で、医療系統合教育科目「チーム医療演習」を実施しました。

<担当教員>
島添 隆雄(代表・薬学研究院・准教授)
新納 宏昭(医学研究院・教授)
菊川 誠(医学研究院・准教授)

<履修学生>
医学部医学科 46名
薬学部臨床薬学科 30名
薬学府創薬科学専攻 4名
(合計 80名)

<授業の概要>
医師、薬剤師、看護師間の連携を主題とし、それぞれの職種を目指す学生が、将来、より効果的な副作用モニタリングを実施するようになるために、互いの役割と特性を理解し合い、活かし合うことを目的とする教育・学習プログラムを計画し、実施する。

<全体の教育目標>
将来、医師、薬剤師、看護師との十分な連携のもとに、薬物治療における副作用の早期発見・早期治療ができるようになるために、それぞれの臨床実習(医・看護)あるいは実務実習(薬)において、担当した患者の薬物治療における副作用モニタリングの訓練を開始できる能力を修得する。

■授業内容■
-1日目-
 ・オリエンテーション(全体の目的、医学科の目的、臨床薬学科の目的、4日間の日程)
 ・グループ討論
 ・全体発表
 ・現場の医師、薬剤師による講義
  医 師:森 康雄 (助教・血液腫瘍内科 病棟医長)
  薬剤師:小澤 奈々(薬剤部 血液腫瘍内科担当)
  看護師:小松 舞(副看護師長)

-2日目-
 ・グループワーク「血液腫瘍系の抗がん剤のワークシートを使い、いつ・誰が・どこで連携すべきかを議論」
  課題1 症例・ワークシートについて討議する
  課題2 処方作成と処方鑑査
  課題3 課題1、2を通じて、チーム医療について議論する

-3日目-
 ・グループワーク「抗がん剤調整」
 (薬)が講師となり、(医)に抗がん剤調製について講習を行う
 (医)は抗がん剤調製の基本的な知識・技能について体験する
 ・ロールプレイ「バイタルサインの測定実習」
 (医)が講師となり、(薬)にバイタルサインについて講習を行う
 (薬)はバイタルサインの基本的な知識・技能について体験する

-4日目-
 ・グループ討議
  2日目の課題3について議論した内容をスライドにまとめる
 ・全体発表
  班ごとの発表、質疑応答、フィードバック
 (※森医師、森川薬剤師が参加)
 ・全体討論

演習風景その1

演習風景その2